MySQL

スウェーデンの企業(MySQL AB)が開発した
オープンソースのリレーショナル・データベース(RDB)。
無償で使用できるGPLライセンスと
有償でサポートを受けられる商用ライセンスがある。

データベース ソフトウェア

MySQLは商用RDB No.1のOracle(オラクル)のライバルとされて来たが、
MySQL ABを買収したサン・マイクロシステムズが、その後オラクルに買収されることになり、
皮肉にもMySQLがオラクルの手に渡ってしまった。

オラクルにMySQLが買収されたことで、MySQLの開発が打ち切られるのではないかと
ちまたでは危惧されたが、今のところMySQLの開発は続けられているようだ。

しかし、MySQLの中心エンジニアだったMontyは、MySQLの将来を心配して、
MySQLの後継ソフトウェアとしてMariaDBを開発している。
MariaはMontyの2番目の娘の名前であり、MySQLのMyは長女の名前とのことである。

RDB アールデービー リレーショナルデータベース

MySQLはリレーショナルデータベースである。
データベースとは多量なデータを効率よく保存、検索するためのソフトウェアである。
当初はいろいろな方式のデータベースが開発されたが、
近年はデータを表として扱うリレーショナルデータベースが主流となっている。

IBMサンノゼ研究所のE.F.コッド博士が1970年にリレーショナルモデルの論文を
発表し、その理論がRDBの元となっている。
IBMもDB2というRDBソフトを開発したが、当初は速度が遅くあまり使われなかった。
その後ハードウェアの性能が上がったことで、RDBの使い勝手の良さが認められ、
徐々に利用が広まっていった。
OracleはRDBソフトウェアの企業として早くからRDBの普及に努め、
いつしか業界標準のデータベースとなった。
しかし、Oracleのライセンスは非常に高価だったために、
無償利用できるオープンソフトのMySQLが新たなRDBソフトとして脚光を浴びたのである。

SQL エスキューエル Structured Query Language

コッド博士が考案したリレーショナルモデルを操作する言語である。
集合論を元にした演算をベースとしている。

リレーショナル・データベースが使われるようになった背景には、
SQL言語が使いやすく、開発生産性が高まったことにある。

特に従来のデータベースでは、データ項目を追加する度に、
プログラムを修正することが必要であったが、
SQLではデータ項目の追加が既存のプログラムに影響を与えない
言語仕様となっている。

また、データベースの検索速度を上げるために、
インデックスを後から追加することができる。
そしてインデックスの追加も既存のプログラムを修正することなく、
行うことが可能である。

また、コミット、ロールバックといったトランザクション機能も備えており、
例えば銀行口座からお金を引き出すような、途中で止まってしまっては
困るような一連の処理を保証することができ、クリティカルな
エンタープライズシステムを開発するのにも適していた。

SQL文の例

insert データを挿入する。
update データを更新する。
delete データを削除する。
select データを検索する。
create テーブルを作成する。
drop  テーブルを削除する。
commit トランザクションを正常に終了させ、一連の処理を適用する。
rollback トランザクションをエラー終了させ、一連の処理を無効にする。