初心者のためのプログラミング用語解説

プログラミングにはいろいろな専門用語があります。
プログラマーにとっては当たり前の用語も、
初心者にとっては意味がわからないだけでなく、
読み方さえもわからない用語も少なくありません。
プログラミングにおける基本的な用語をわかりやすく解説します。

変数(へんすう)

プログラミングで最も基本となる機能です。
学校で習った方程式のx,yに似ています。

x + y = z
z = 6
x = y
こちらの連立方程式では、答えはx=3, y=3になります。

プログラミングの世界では、方程式とは計算方向が逆で、
z = x + y
という式に対して、
xとyに値を入れることでzを求めます。
x=1, y=2とすると、z=3

給与計算のプログラムでは以下のような計算を行います。
時給×作業時間=支払金額
ここでは時給と作業時間が変数となり、支払金額は計算結果です。
変数にいろいろな値を入れることで、それぞれの計算結果を得ることができます。

一部の言語(Perl, PHPなど)では、変数の先頭に$をつける規則があります。
$z = $x + $y;

代入(だいにゅう)

変数に値をいれることを代入といいます。
プログラミング言語では=(イコール)が使われます。
x = 3;
という文はxが3と等しいことを表しているのではなくて、
xに3を代入する(入れる)ことを意味します。
(その結果としてxは3になります。)

演算子(えんざんし)

計算を行うための基本的な機能を演算子といいます。
例えば、四則計算を行う演算子が用意されています。
a = 3 + 1; // 加算
b = 3 - 1; // 減算
c = 3 * 2; // 乗算
d = 3 / 3; // 除算
上記の結果は以下になります。
a=4, b=2, c=6, d=1

型(かた)

各変数は型というものを持ちます。
型とはその変数に入れられる値の種類を表します。
文字型の変数には文字列を、
数値型の変数には数値を入れることができます。
a = "おはようございます。"; // 文字型
b = 1; // 数値型
文字列は"(ダブルコーテーション)または、'(シングルコーテーション)でくくります。
1は数値ですが、"1"は1という文字列になり、言語によっては厳密に区別されますので注意が必要です。
旧来のコンパイル型の言語(C, Javaなど)は、別の型のデータを入れるとエラーになります。
近年のスクリプト型の言語(PHP, JavaScriptなど)は、別の方のデータを入れると自動的にその変数の型が変更されます。

文字列(もじれつ)

文字列は複数の文字が繋がっものです。
C言語では文字と文字列の扱いがことなりますが、最近の言語ではどちらも文字列として扱うのが一般的です。

配列(はいれつ)

変数に複数の値を入れることができます。
戸建てに対してマンションのようなものと考えればよいでしょう。
a = "山田さんの家";
b[0] = "加藤さんの家";
b[1] = "伊藤さんの家";
マンションの部屋番号にあたる[n]の数字は0から始まる言語が一般的なので注意してください。

式(しき)

変数と演算子の組み合わせた単位を式と呼びます。
式と式を組み合わせたものもまた式です。
式1 = (a + 1)
式2 = (a + 1) * (b + 2)
式はプログラミング言語の文法を厳密に表現するための用語ですので、厳密に理解する必要はありません。

文(ぶん、ステートメント)

プログラムが実行される1つの単位(一般的には行)です。
初期の言語(FORTRAN, COBOLなど)は1行が1文に相当します。
最近の言語では行に関係なく、;(セミコロン)で文を区切るものもあります。(C, Perl, PHPなど)

コメント(注釈文)

プログラムの中にコメントを入れることができます。
// コメント     C++, PHP, JavaScript 単一行コメント
/* コメント */   C 複数行にまたがるコメントが可能
# コメント     シェル 単一行コメント
' コメント     BASIC '(シングルコート)の代わりにREM(リマーク)も使える。単一行コメント

関数(かんすう)

一連の処理に名前をつけて利用できる便利な機能です。

// 関数の定義
function kyuyo($jikan, $tanka) {
  $kingaku = $jikan * $tanka); // 金額 = 時間 × 単価
  return $kingaku; // 計算結果の金額を返す。
}
// 関数の呼び出し。
$kingaku1 = kyuyo(160, 1000); // 160H 時給1000円
$kingaku2 = kyuyo(12, 500000); // 12ヶ月 固定月給50000円

引数(ひきすう)

関数に渡す変数のことを引数といいます。
上記の例では、$jikan, $tankaが引数に相当します。

戻り値(もどりち)

関数が返す値を戻り値といいます。
上記の例では計算結果の金額を返していて、それを$kingaku1などの変数に代入しています。